正常な膝はどのように働くのでしょう How the Normal Knee Works膝は体の中で最も大きな関節であり、容易に傷つきやすい関節でもあります。 膝は大腿骨(大腿部)の下端、脛骨(けいこつ)の上端、および膝のキャップ(膝蓋骨)からなります(膝蓋骨は大腿部の終わりの溝の中で滑ります)。 4つの帯状組織(膝関節の外部)、前十字および後十字靱帯(膝関節の内部)、および内側・外側の側副靭帯が大腿骨と脛骨を接続し、関節の安定性をもたらします。 強力な大腿部の筋肉群は膝に力と可動性を与えます。 大腿骨、脛骨、および膝蓋骨が接触する表面は、関節軟骨(骨と骨の衝撃を和らげ、骨同士が自由に滑るのを可能にするスムーズな物質)によってカバーされています。 半月状の丈夫な線維軟骨組織の半円形のリングは外側・内側半月板と呼ばれていますが、ショックアブソーバー(ショック吸収)であり、かつスタビライザー(安定させるもの)として働きます。
膝の問題 Knee Problems通常、膝を構成する全てのパーツ(構成要素)は調和を持って互いに動作します。 しかし、スポーツ、仕事による損傷、関節炎や加齢による組織の脆弱化(ぜいじゃくか)などにより、擦(す)り切れや炎症を起こし、痛みや膝の機能低下を生じます 関節鏡検査は、これらの問題の多くを診断し、治療するために使うことができます: ![]()
あなたは関節鏡処置を受ける予定ですか? Is Arthroscopy for You?
整形外科的な膝の評価 The Orthopaedic Knee Evaluation
担当の整形外科医は、あなたと評価の結果を調べなおし、あなたの膝の問題をさらに診断したり、処置をするのに、膝関節鏡が最もよい方法であるかどうかを話し合うでしょう。 医薬品の投薬や他の外科的処置など、他の治療方法についても議論され、検討考慮されるでしょう。 担当の整形外科医は、外科処置自身に関連する、また外科処置の後で起こる潜在的な膝関節鏡のリスクと合併症について説明するでしょう。 外科手術の準備をする Preparing for Surgery関節鏡を受けると決めたならば、あなたは手術の前に「かかりつけ医」のところで完全な身体検査を受けるように頼まれるかも知れません。あなたの健康状態を評価するためと、外科的処置を妨げる可能性のある状態を除外するためです(血液の出血や凝固に影響のある病気や薬物、心臓病、呼吸器の病気・他など)。 外科処置の前に、あなたが受けている投薬について、どのような医薬品についても担当の整形外科医に話して下さい。 あなたは、外科処置の前に、どの医薬品の内服をやめるべきであるかを知らせてもらえるでしょう。 採血検査や心電図などのテストが、あなたの手続を計画する手助けに役立つよう、担当の整形外科医によって、指示されるかもしれません 膝関節鏡による外科的処置 Your Arthroscopic Knee Surgeryほとんどすべての膝関節鏡の外科処置は外来患者扱いでなされます(訳者注:日本では入院患者扱いでの検査・処置が主流です)。 あなたの病院または外科センターはあなたの外科処置のために具体的な詳細についてあなたに連絡するでしょう。通常、あなたは、外科処置の1、2時間前に病院に到着するように頼まれるでしょう。 あなたの外科処置の前の夜、夜半過ぎからは何も食べず、何も飲まないで下さい。 病院に到着の後、麻酔チームのメンバーによって全身評価がなされるでしょう。 関節鏡検査は局所麻酔、区域麻酔、または全身麻酔の下で実行されます。 局所麻酔では、膝を麻酔し、区域麻酔(脊椎麻酔)では、腰から下を麻酔し、全身麻酔ではあなたを眠らせます。 麻酔科医は、どの麻酔方法があなたに最も良い方法かを決定するのを手助けしてくれるでしょう。
膝関節鏡検査で行う、共通の治療は以下のものを含みます:
外科処置を終わる時、整形外科医はあなたの切り口を縫合したり、紙テープで閉じ、包帯でおおいます。 あなたは回復室に移動するでしょう。通常、あなたは、1または2時間で家に帰る用意ができるでしょう。 あなたは、あなたを車で家に送るために、誰かを確保しておくべきです。 (訳者注:日本では、このような日帰り麻酔や手術はまだ少数です) 自宅でのあなたの回復(訳者注:日本では、このような日帰り手術での自己管理はまだ一般的ではありません。日帰り手術は医療費削減にはなっても自己責任の大きいことが分かります) Your Recovery at Home
包帯部の管理 あなたは膝をカバーしている包帯をつけたまま病院を去ることになります。手術の翌日には包帯を外してさしつかえありません。 シャワーを浴びてもよいけれども、水を切り傷に向けるのは避けるべきです。 バスタブ(風呂桶)に浸らないこと。 あなたの切り傷は清潔にし、乾燥するようにしておくこと。 担当の整形外科医は、手術の数日後に診察室であなたに会うことになるでしょう。あなたの進歩状況をチェックし、外科手術の所見を見直し、手術後の治療計画を開始するでしょう。 荷重負荷 膝関節鏡検査の外科処置の後、ほとんどの場合、助けを借りなくても歩くことができます。でも、担当の整形外科医は、手術の後、ある一定期間、両松葉づえcrutches、片杖a cane、あるいは歩行器を使うようにアドバイスすることがあります。 あなたの不快感が静まり、膝の中に力を取り戻すにしたがい、徐々により多くの重量を足に掛けることができます。担当の整形外科医は、1週間たてば、あなたに車の運転をすることを許すでしょう。
注意すべき徴候 Warning Signs以下に記載されるものは、どれひとつでも経験したならば、直ちに担当の整形外科医に連絡を取りましょう:
膝関節鏡処置後の妥当な経過予想
![]() あなたを担当する整形外科医は、「骨、関節・ジョイント、靭帯、腱、筋肉や神経などを含んだ筋骨格システム」の診断法と、保存的(非手術的)療法や外科的(手術的)療法などの治療に関し、幅広いトレーニングを受けた医師です。 翻訳 Sep. 2005 |
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